土日診療 「三鷹駅」徒歩3分
インプラントとは、歯がなくなった部分のあごの骨にドリルで穴を空け、チタン製の人工歯根を入れて、その上に人工歯を被せる治療方法です。
インプラントのメリットは他の歯にダメージを与えないことです。歯を失った場合の治療方法は他に入れ歯とブリッジがありますが、入れ歯は隣の歯を支えにする必要があり、ブリッジでは歯を失った箇所の両隣の歯を削らなくてはなりません。インプラント治療はインプラントそのものだけで自立できる強みがあります。当院では、患者さんに何でも噛める喜びを感じていただきたいと、インプラントに取り組んでいます。
インプラント治療の最大のメリットは、他の歯を損なうことがないことです。インプラント治療をすることで、歯がさらになくなってしまうことを予防できます。歯を失った後の治療法には、インプラントの他にブリッジ、入れ歯などがありますが、どちらも隣にある歯を削ったり、歯に負担がかかったりします。(ブリッジの場合:かぶせる時に土台となる隣の歯を大きく削る必要があります。入れ歯の場合:歯はあまり削らなくてもいいのですが、バネをかける歯に汚れがたまりやすく、また無理な力もかかります。)一度歯を削ってしまうと元どおりにはなりません。また、その部分から虫歯になることもあります。
ブリッジの土台となった歯や入れ歯のバネをかけた歯は、元は健康な歯だったのに、大きく削られたり大きな力が加えられることよって、悪くなりやすくなります。やがて抜かなければならなくなり、さらに大きなブリッジや入れ歯へと作りかえなければならなくなる場合が非常に多いです。インプラントは独立して治療しているので、きちんとお手入れをしていれば、数十年使い続けることができます。
長年、部分入れ歯や総入れ歯などを使用している患者さんにとって、取り外しをするわずらわしさや入れ歯の違和感から解放されるという点が、インプラントの大きなメリットです。
厳密には「噛んでいる」という感触と反射神経が働かない。ちょっと難しい話です。⾃分の⻭には、2 種類の神経が分布しています。
厳密には「噛んでいる」という感触と反射神経が働かない。 ちょっと難しい話です。⾃分の⻭には、2 種類の神経が分布しています。⼀つは、⻭の中に通る神経で、⾍⻭の痛みに代表される鋭い痛みを出す神経です.「キーンとしみる」「ツーンと痛い」と表現される痛みですね。神経治療でこの神経を既に取ってしまっている⽅は,鋭い痛みからは既に開放されています。もう⼀つは、⻭と⻭を⽀える⾻の間に分布する神経ですこの神経が痛みを出すと鈍い痛みとして 伝わります。「ズキズキする」「ジワッと痛い」「どの⻭が痛いかわかりづらい」等、鈍く拡がる痛み を出します。神経を治療したはずの⻭なのに痛みがある、という経験をした⽅もいるのではないで しょうか?この神経は何をしているかというと、⼀つ圧⼒センサー、もう⼀つは反射神経なのです。ここからが重要な部分です。圧⼒センサーは「どの程度の⼒で噛んでいる」という感覚を出します。 物を咀嚼している最中に、かみ砕いて⾷塊が細かくなっていっている感触や噛んでいるうちに柔ら かくなっていっている感触を出しています。根管治療によって神経を取った⻭だったとしても、この感触が残るので、普段意識することなく⾃然と使うことができているのです。反射神経とは、⼀般的に⾝体に危害が加えられたとき、頭で考えてから筋⾁が⾏動を起こすのでは なく、反射的に⾝体が危険回避⾏動をとることです。 熱いやかんを触ってしまったときに反射的に⼿を引く動作がこれに該当します。 お⼝の中での反射⾏動とは、⾆や頬の粘膜を誤って噛んでしまったときにとっさに⼝が開く、⾷事 中思わず硬いものを噛んでしまったときに噛むのが⽌まる、という動作です。これは⾆や頬粘膜、⾃分の⻭を損傷しないようとっさに出る⾝体の防御反応で実は⾮常に⼤事です。 インプラントには残念ながらこの神経が存在しません。 つまり、厳密にいえばインプラント部分での咀嚼において、上記の感覚も反射⾏動も出ていません。実はこれは⾮常に怖いことです。ところが実際には、インプラント治療を⾏った⻭と噛み合う側の⻭が、⾃分の⻭であれば,そこで感 覚が出ていますから,普段の⽣活の中で上記のようなデメリットを実感することはほぼありません。問題となるのは,上も下もインプラントで噛むような形態が出来上がったときは要注意です。
インプラント治療を行う前の検査として、一般的にはレントゲン撮影による術前診査が行われますが、レントゲン撮影によるレントゲン像は全顎的な診査を行うためにはとても有効ですが、インプラント治療の術前検査としては完璧なものではありません。例えば、インプラント手術において危険領域となる神経管や血管の位置や骨幅、骨質などを正確に診査・診断するためにはCTによる精密検査は欠かすことはできません。CTによるデジタル診療の結果、最終上部構造装着時のベストポジションの想定や不必要な骨移植・骨造成の回避、そして、歯茎を大きく切開しないフラップレス術式や即時に仮歯が入るイミディエイト術式が可能かどうかの判断ができるため、理想的な治療計画が立てられます。さらに、撮影したCTデータを元にして、コンピューター上で3Dシミュレーションすることができるのも、デジタル診療の大きな利点といえます。
また、当院のCT撮影機はインプラントの治療計画にはもちろん、歯周病や虫歯の診断、抜歯あるいは保存可能かどうかの正確な診断にも効果を発揮します。そしてインプラントの手術の他に、埋伏智歯、埋伏歯、顎関節症、難治性の根管治療などに適用となります。このようにあらゆる歯科治療における安全性と正確性の向上、また患者さんの安心のためにCT撮影機器を導入しています。
ソフトウェアを利用し、インプラントの治療計画から埋入までの一連の歯科インプラント治療をより安全で正確に行うための臨床応用システムです。※以外にも患者様の口腔内に合わせた上質な素材を選択しております。患者さんのCTスキャンデータをもとに、非常に精度の高いサージカルテンプレートが作製でき、より安全性に優れたインプラント埋入を可能にします。このサージカルテンプレートとガイド専用外科キットを使用したガイディッド・サージェリーは、低侵襲のフラップレス術式を可能にし、患者負担を軽減します。また、事前に補綴物を作製することができるため、患者さんはインプラントを埋入した日に新しく機能する歯を手に入れることができます。
ガイデットサージェリーとは、CTの情報をもとにコンピューター3Dシミュレーションを行い、手術用のテンプレート(サージカルテンプレート)を装着し手術することです。これにより、より安全に確実なインプラント治療を行うことができます。また、ピンポイントでベストな位置にインプラントを埋入することが可能となりますので、より患者負担の少ない低侵襲治療には欠かせないシステムです
当院では、まず審査・診断を行い、CTによる精密検査、コンピューター3Dシミュレーションでのインプラント手術設計、サージカルガイドによるガイデッドサージェリーでのインプラント治療、治癒期間という流れになっております。
当院で使用するインプラントは、患者さんのそれぞれの適性に応じて、信頼性の高いトップクラスのブランドのみを使用しています。これらのインプラントを使用する理由は、生体親和性(骨とのなじみ)に優れていることや、さまざまな状況に対応が柔軟にできることにより選んでいます。また、手術で使用する材料は、可能な限りディスポーザブル(1回使用の使い捨て)にしており、感染のリスクを最小限にするよう努力しています。
他院で断られた方もご相談ください。当院では、あごの骨の量が足りないなどの難しい症例にも対応しています。人工的にあごの骨を作る技術を使って安全な手術ができる土台を整えてから治療を行います。上述のような理由により他院で断られた方も一度、当院にご相談ください。
インプラント治療は、治療期間が長く、高額なうえに外科手術を伴う治療です。そのため、インプラント治療を受ける医院の選定が非常に重要になります。これまでにあげたようなメリット・デメリット・リスクの説明を患者さんにしてくれる信頼のできる医院を選ぶことがもっとも大切です。一般的な歯科医院では、初診時から強引にインプラント治療を勧めることはありません。インプラントはあくまでも治療の選択肢の1つですから、歯科医師とよく相談できるところを選び、同意のもとで治療を始めてください。当院では、患者さんの症状を精査し、ご希望をよくお聞きして、治療後により良い生活が送れるようになると思われる治療を計画し、ご提示することを心がけています。
インプラント治療をスムーズに進めるためにCT撮影は欠かせません。そのため、院内にCT撮影の装置を持っているクリニックをお勧めします。また、インプラント治療は外科処置のため、手術は清潔な環境で行わなければなりません。また、感染予防対策として、手術に使用される材料を出来る限りディスポーザブル(使い捨て)のものを使用していることも重要です。
近年、非常に安い治療費でインプラント治療をうたう医院もあります。しかしながら、安いということはどこかでコストカットを図っているということでもあります。 例えば、インプラントそのものの材料コスト、感染予防のためのディスポーザブル材料コスト、歯の部分の材料コストなどをカットしていることが考えられます。これらをコストカットすると、インプラントと生体とのなじみや長期安定性、術後の感染リスク、あるいは歯の部分の耐久性などのリスクが増えてしまいます。体の内部に固定して一生使うものですから、安い=良いではなく、安心安全な材料を使用している医院を選びましょう。
インプラント治療は外科手術を伴いますので、手術を担当する歯科医師の技術や経験によって結果も当然異なります。また、日々進歩する分野でもあり、普段から知識のアップデートさせていることも大切です。そのため、十分な経験と知識を持ち、インプラント治療の分野において指導的立場にいる歯科医師や、手術件数が他の歯科医院よりも多いところを選ぶことをお勧めします。また、手術時の急な容体の変化にも対応できる、全身管理に優れた歯科麻酔医がいるといっそう安心です。
インプラント治療を長持ちさせるには、メインテナンスが重要です。特に歯科医院で受ける定期的なプロケアが大切です。インプラントで噛めるようになったら終わりというのではなく、歯科衛生士の定期的なメインテナンスがある医院を選びましょう。